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あいさつ
2019年の暮れに始まった新型コロナウイルス感染症。その頃には、これほどまでに社会や経済に甚大な影響を及ぼすことになると考えた方はほとんどいなかったでしょう。
この新型コロナウイルスや、多発化・多様化する災害により、地域社会が抱えるさまざまな課題が顕在化し、弱い立場の人々への影響がより大きくなっています。そして、それを支えるNPO活動の必要性や意義、役割が問われています。更には2022年2月24日のロシアのウクライナ侵攻により、日本国内でも、本来あってはならない、特定の国籍の人々への不当な差別的行動も起きています。
そのような中、ぎふNPOセンターは岐阜県の委託事業として「岐阜県女性のつながりサポート支援事業」に取り組み、岐阜県内で活動するNPO等と連携して不安や困難を抱えた女性に対しきめ細やかな支援を行っています。国が事業化する経緯で「女性限定」の事業にはなっていますが、ぎふNPOセンターの持つネットワークを生かして、より広く支援の手を広げることができればと考えています。
2020年度からは岐阜県内の首長選挙立候補者へ、市民活動やNPO活動への施策、協働に対する考え方について公開質問(アンケート調査)を行っています。立候補者の考えを聞くだけでなく、当選・就任後の動向も注視し、地域活動やNPO活動への後押し、また行政と住民との協働の促進にもつなげていきたいと考えています。
それと同時に、高齢化や人口減少、地域ニーズの多様化等により、活動が困難となっている地域自治組織への支援にも取り組んでいます。地域だけでなく行政へも働きかけ、持続的な地域の存続や誰一人取り残さない地域社会づくりに貢献する取り組みを行っていきます。
ぎふNPOセンターには、災害支援・防災の活動においても、多くの皆さんと共に協働しながら被災された人々や地域を支援するコーディネーターとしての役割が求められています。これまで唱え続けてきた「災害にも強い地域づくり」は、日常の地域のあり方、地域のつながりがあらゆる地域の困難・課題を解決することにつながっていきます。
ぎふNPOセンターは活動の2本柱「地域再生と自立(自律・自率)、より広い社会との連携」「NPOの活動環境整備と後方支援、NPOセクターの成長」に沿って、岐阜県内の市民活動団体、NPO、企業、行政の皆さんとともに活動を進めてまいります。ご支援、ご協力賜りますようよろしくお願いいたします。